税務調査

2013年12月 8日 日曜日

税務調査の専門用語

何年かに一度の税務調査では、今まで聞いたことのないような税務の専門用語が、税理士と調査官のやり取りで次々と出てきます。
専門用語ですが覚えておくと便利です。



申告是認・・・税務調査の結果、指摘事項が何もなく、正しい申告をしていると認めて調査を終了すること。

修正申告・・・会社が自主的に自らの間違いを正す申告をすること。加算税・延滞税等の罰金が追加で徴収されることになるので注意。

指導にとどめる・・・本来は修正申告であるが、追加税額が僅少な場合にあえて修正申告をしなくてもよいと目をつぶること(イエローカード)

更正・・・会社が税務調査での指摘事項について修正申告をしない場合に、税務署側から一方的に間違いを正す手続き。

期ズレ・・・当期の処理を、翌期に処理してしまうこと。

裏金・・・架空の経理処理などをして会社のお金を不正にプールしたものであり、正規のお金として表に出せないもの。

B勘・・・脱税するために使う領収書。

仮名預金・・・脱税して不正にプールした裏金を隠すために他人名義で銀行口座を利用すること。

おみやげ・・・税務調査で調査官が指摘しやすいように、あえて作っておく経理上の不備。こんなことはする必要はありません。

反面調査・・・会社の経理処理が正しいかを確認するために、取引先に照会や臨場して取引の妥当性を確認すること。

税歴表・・・税務署内で会社の申告書の5期分を一覧して、比較分析するために作成されるもの。過去の調査実績、調査履歴が記入されている。

ガサ入れ・・・一斉捜査のこと。いわゆる「マルサの女」の世界。

粉飾決算・・・本来は赤字なのに、黒字決算に取り組むこと。

上席調査官・・・税務署内の肩書き。調査官を平社員とすると、上席調査官は係長クラス。

統括官・・・税務署内の肩書き。上席調査官の上で課長クラスをいう。最終的に調査結果のカギを握っている。



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投稿者 税理士法人サクセス・サポート