税理士コラム

2013年6月22日 土曜日

掛け算の経営

事業を始めた場合、当初は手堅く、自己資金での経営を目指してください。

これは、手金(てがね)経営です。

しかし、自己資金は、毎期の利益から税金を支払った残りのお金しか増えません。
ですから、事業を成長させるための資金は、その範囲にとどまってしまいます。
つまり、足し算の経営しかできなくなってしまいます。


しかし、手堅く事業を経営していくと、拡大成長のチャンスが必ず巡ってきます。
その時に、自己資金と借入金を活用すれば、よりスピーディに事業拡大が可能となってきます。

借入金により、将来の利益を先取りすることができるわけです。
これにより、掛け算の経営が展開していきます。

会社の経営は、お金に始まり、お金で終わります。
事業で失敗した会社は、途中でお金を見失っているのです。
成功している会社は、お金を稼いで、お金を活用して、お金を残しています。


夢を追いながらも、お金という現実から逃げないことが、成功への道です。



投稿者 税理士法人サクセス・サポート