マーケティング

2014年12月12日 金曜日

行列が人気店をつくる!?

「行列のできる店」と聞いた場合に、どういったお店を想像しますか?
たとえば、飲食店であれば、出される料理がものすごくおいしいお店、衣料店ならオシャレで高品質な洋服を安く売っているお店、などなど・・・
多くの方は、このような「人気店」を思い浮かべるでしょう。では、「行列」ができるお店は、なぜ人気があると言えるのでしょうか?




行列を広告ツールに

そもそも、一般的に「行列」に並ぶことを好む人はあまりいません。しかし、それでも「行列」ができるということは、そのお店で得られるモノには、「行列」に並ぶ以上の価値があると判断されたからなのです。そして、その理由が故に、「行列」は、それ自体が人を集める効果を持つようになりました。
「行列ができている=価値があるに違いない」という期待感がさらに「行列」を作るというわけなのです。また、心理学的にみても、多少の個人差はあるものの、人が並んでいるお店に自分も並んでしまうという、いわゆる「同調行動」で安心感を得られるとも言われています。何の「行列」か分からないけど、列に並んだ経験をお持ちの方も、意外と多いのではないでしょうか?


店舗などでは、目を引く値引きなどで話題をつくったり、作業を丁寧に行うなど、「行列」を作る方法はたくさんあります。ただし、商品やサービスの質が確かであることが大前提です。一度は「行列」に並んでくれたお客様も、並ぶ価値のない商品やサービスだと判断すれば二度と来てくれなくなります。

また、重要なところでは、並んでいるお客様を飽きさせないことも大切です。例えば、並んでいる時間にメニュー表を渡したり、作業工程をお見せしたりと、商品やサービスに対する期待感を持たせることで、並ぶことに対する不満が多少なりとも解消されるでしょう。

「行列」は人を引き付ける魅力を示しています。「あのお店の前を通ると、いつも行列ができているな」となれば、「一度、どんなお店なのか並んでみようか」となり、あとは人が人を呼び込んでくれることでしょう。ですから、「行列」は、多くの方に商品やサービスを知ってもらえると同時に、「行列のできる人気店」という印象や口コミを広げることができる広告ツールでもあるのです。



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投稿者 税理士法人サクセス・サポート | 記事URL