経営計画

2014年8月 6日 水曜日

社長の仕事は「会社を売る」こと? 社長がいなくても機能する仕組みをつくると会社は進化する!

「この会社は俺がいないと回っていかない!」。

こんな言葉をしょっちゅう口にしている社長さんは少なくないでしょう。果たして、会社というものは社長さんがいないと本当に動かないものでしょうか?

実は、業績が好調な会社にはある共通点があります。それは「社長がいなくても機能している」ことなのです。



会社をつくった目的をもう一度考えてみましょう

一般的に中小企業の社長さんは、営業マンか技術者出身の方が多いものです。営業マンにしても技術者にしても、いずれもスキルが高まって、その後に独立するというパターンになります。
ではその際、どんな目的を持って会社を設立しましたか?

「お客さま一人ひとりと顔を合わせて商品やサービスを提供したい」
「自分が一から開発した製品をお客さまにお届けしたい」

恐らく、このようには考えていないはず。会社という組織形態を立ち上げた以上は、多くの従業員を使って、多くの顧客に製品や商品、またはサービスなどを提供することを想定したことでしょう。
自分がつくった会社を成長させるためには、社長がいなくても会社が機能するような仕組みをつくることが不可欠なのです。

今日の事業やマネジメントに振り回されない

それでは、社長がいなくても機能する会社をつくり上げるにはどうすればよいのでしょう。
例えば「3年後に会社を売る」という思い切った気概を持って会社の仕組みを再構築してみると、よい結果が望めます。

その理由は、会社の商品、サービス、ノウハウ等に市場価値が十分あり、会社そのものの業績がよくないと、その会社は売れません。
買い手の立場から見ると、その会社の社長がいなくても、しっかりと利益を生み出す会社であることを確信できないと、その会社を買う気にはなれないからです。

ですから、社長は今日の事業、今日のマネジメントだけに振り回されず「会社を売る=会社のシステム自体に価値のある会社をつくり上げる」ことを念頭に置いて仕事を進めてみてはどうでしょう。
この仕事ができるのは、会社のなかでは社長一人だけなのですから。



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投稿者 税理士法人サクセス・サポート