経営計画

2014年10月 9日 木曜日

少数社員でも、目標達成のためには組織図は必要!

経営計画で不可欠なのは、会社の組織図をつくることです。
「当社は数人だし」とか、「たかが組織図」などと思ってはいけません。
社員が3人以上いれば、組織図は必要になってくるのです。

では、組織図をつくるメリットは何でしょうか?
それは、誰が今どんな業務を、誰が誰のサポートを、各部門の目標は何なのか、などが一目瞭然にわかることなのです。



組織図に部門や個人の責任を明確化

組織図の作り方は、「部門を書き出して線でつないで、それでおしまい」ではありません。
大切なのは、各部門や各個人が、業務に対してどのような権限を持ち、また、責任を負っているのかを明らかにすることです。
ですから、組織図をつくる際には、各部門や各個人のそれぞれの「責任」と「権限」についても合わせて書き出していきます。

ここでの「責任」とは、会社という組織の中で、「その部門や社員は、何を達成するのか」ということです。
この「責任」の具体例は「新規顧客の開拓」「新商品の開発」「財務データの完成や、経営管理情報の作成」だったりします。
また、「権限」には「どれだけの社員を動かせるか」「どれだけのお金を自由に使えるか」という2つの「権限」があります。


どんな社員に「責任」と「権限」を与えるのか

では、社長は「どんな社員」に「責任」と「権限」を与えるべきなのでしょうか。
第一条件として、その社員が会社の経営理念や目標などに関する、社長の考えをよく理解していることです。
どんなに優秀な社員であっても、社長の考えを理解していない人が、各部門の中で他の社員をまとめる立場になったりすると、その部門、ひいては会社全体の意思の統一ができなくなるからです。
そして、チームの目標達成のためにメンバーのモチベーションを高められる社員には、積極的に「責任」と「権限」を与えましょう。

組織図は単なる形式的なものではありません。社員一人ひとりの使命を吹き込んだ組織図からは、生き生きとして社員同士の相乗効果にあふれた組織が生まれることになるでしょう。




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投稿者 税理士法人サクセス・サポート