マネジメント

2014年2月 1日 土曜日

なぜ社員が辞めるのか?

「なぜ社員が辞めるのか?」社員の退職に頭を悩ませている経営者は少なくありません。
こんなとき、社員が辞めようとする心理状態を理解してみましょう。
日常的な不安と不満がたまって、ある日突然オーバーフローするものです。
では、どんな不安と不満が募るものなのでしょうか?



社員の日常的な5つの不安・不満

社員の日常的な不安・不満は主に以下の5つに分けられます。

1.将来が見えない
いつも仕事に追われている中、ふと考えたときに、このような不安を感じてしまいます。
社員にとって将来のモデルケースは社長。
しかし、経験が浅い社員からすると「自分は社長のようにはなれない。どうしたらいい?」と、将来が見えなくなるのです。


2.いつも忙しい
精神状態が良好なときは、忙しいことは充実さにつながります。
しかし、ふとしたときに「いつも仕事に追われていていいのだろうか?」「自分の時間はどうなるのか?」と不安になってしまいます。

3.このままで良いのかという不安
中小企業で働いていると、大企業と違って5年後、10年後の目標となる上司や先輩がいない場合が多いです。
「このままいて社長のようになれなければ自分はどうなるのだろう?」と不安になってしまいます。

4.自分の居場所がない
ある程度ベテランの社員に対して「仕事を任せているから、細かい指示なんてしなくていい」と思っていませんか。
すると社員は「声をかけてくれない。気にもとめてくれない。自分じゃなくてもいいのでは?」と不安になるものです。

5.近過ぎて聞けない、言えない
この問題は中小・零細企業ならではです。
常に社長が近くにいて「こんなこと聞いても、言ってもいいのだろうか?」と、人間関係が濃過ぎるがゆえ不安になります。
社長に聞けない、言えない状態だと、仕事が忙しいときに「親の手術」「子供の授業参観日」「友人の結婚式」などがあっても遠慮して休まなくなります。
すると「親の最期をみとれなくなる」「家族の会話がなくなってしまう」「自分の結婚式ができなくなる」と不安になってしまい「辞めるなら今しかない」と退職の気持ちがオーバーフローしてしまうのです。

これらが、社員が辞めてしまう心理状態です。社員の退職を心配している社長さんは、この仕組みを理解しておきましょう。



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投稿者 税理士法人サクセス・サポート