マネジメント

2014年7月 8日 火曜日

これまでの失敗やクレームをコンテンツ化して情報発信しよう

お客様が商品やサービスを購入するときに、まず最初に考えることとは何だと思いますか?
それは、「失敗したくない」という思いです。

特に、高額の商品やサービスの場合は、その傾向が強くなります。
そこで、お客様に「どうすれば失敗しなくて済むか」を伝えることで、商品やサービスへの関心を集め、気持ちが購入へと傾きます。

では、「失敗しないための情報」はどこにあるでしょう? それは、実に身近なところにあります。これまで社内で起きた失敗やクレームなのです。



失敗やクレームをお金に変える気持ちで

人間は金額の大小にかかわらず、買い物をすると「得した」「損した」「成功した」「失敗した」と評価します。特に、高額の商品やサービスを検討するときは、当然、損しないよう、失敗しないよう慎重になるものです。

そこで役立つのが「お客様の満足事例」より「お客様の失敗事例」
ここに、以下のような例を挙げておきます。

・(住宅を建てる際)「エアコンの室外機が邪魔で駐車しにくい」
・(テレビを買う際)「大き過ぎて部屋に運ぶのに苦労した」
・(結婚式場を選ぶ際)「何の説明もなかったのにキャンセル料を請求された」
・(ホームページ制作を頼む際)「時間がなくて丸投げしたら、希望と違ったものが完成してしまった」

このようなお客さまの失敗事例は、自社で起きた失敗やクレームを集めれば、いくらでもあるものです。
そして、「このような失敗をしないよう気をつけて、快適なお買い物をしましょう」という結びでコンテンツ化すれば、多くのお客様が関心を持ってくれるでしょう。

コンテンツはホームページ、メルマガ、広告、小冊子、セミナーなど、多種多様の方法でアウトプットできます。
お客様自身の購入の役に立つ情報を発信することで、購入へのハードルが一気に下がります。


ですから、社内で起きた失敗やクレームを、それだけで終わらせてしまってはもったいないのです。
その失敗やクレームを、コンテンツ化してお金に変えるくらいの気持ちがあると、これまでの失敗やクレームが、まるで「財産」のように感じられ、前向きな気持ちでビジネスにあたれるでしょう。




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投稿者 税理士法人サクセス・サポート