マーケティング

2014年1月24日 金曜日

コストゼロ! 飲食店集客の貼り紙とは?


 「ほかのお客様のご迷惑になりますので、携帯電話でお写真を撮るのはご遠慮いただけますか?」
こんな言葉をお客様に申し上げたことはありませんか?確かに店内で長居をされたり騒がれたりしたら迷惑極まりなく、できるだけ回転率を上げたいと考えてしまうのが正直なところ。すでに有名で多少のバッシングでは動じない名店ならばいざしらず、新規のお客様にできるだけ来店して欲しいと願うお店では逆効果になってしまいそうです。



壁には「写真撮影お手伝いします」の貼り紙を

口コミの力は恐ろしいものです。以前なら町内の井戸端会議で収まったものも、今ではネットで全世界へと広がってしまいます。

誰かがブログで「写真撮影しようとしたら怒られた。気まずくてもうあのお店行けない」と書いたらどうなるか。それを読んだ読者は、「なんか怖そう」「敷居が高そう」と尻込みしてしまうでしょう。

それならば、逆に利用してみてはいかがでしょう。「写真撮影大歓迎」「なんなら撮影のお手伝いをします」と壁に貼ってみるのです。

5~6年ほど前からのブログの普及以降、料理を写真に撮ってネット上にアップするのは、30代以下の世代にとっては当たり前のこととなりました。

これは、お客様が勝手に店内を撮影していると捉えるのではなく、お金を払ってくださっているのに自店を宣伝してくれていると考えるべきです。

なぜならお客様がブログやSNSに写真を上げる際、一番気にするのは料理の写り具合です。一番よい角度、よい色味で撮影できるよう、お客様が自主的にやって下さるのです。こんなにありがたい話はありません。

「撮影のお手伝いをします」と貼り紙をしてみては? と申し上げましたがこれにも理由があります。

お客様は通常、自分で自分の料理を撮る以上、その写真にお客様自身は写りません。そこをぜひ、料理とお客様が一緒に写るよう、撮影をしてあげるのです。

飲食店の魅力は美味しい料理。美味しい料理のファクターには、味だけではなく店内の雰囲気も含まれます。良い雰囲気の店内で美味しい料理を食べたい、お客様はみんなそう思っています。


美味しそうな料理の写真を楽しげに撮影して宣伝してくれるお客様は、ないがしろにしてはいけません。ぜひ、サポートしてみてください。

その1枚の写真が新しいお客様を連れてきてくれるはずです。



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投稿者 税理士法人サクセス・サポート